顧客テストドライバーが開発に参加するという『FXX』パッケージには、2年間に各地の国際レースレベルのサーキットで開催する走行会が含まれる。フェラーリが主催し、社内技術陣が顧客テストドライバーをバックアップする。
こうした公式イベントのほかにも、顧客テストドライバーはプライベートでサーキットを走ることもできる。自分のFXXの保管場所としてマラネロを選べば、フェラーリがそのクルマをサーキットまで運んでくれる。
FXXの生産は約20台が予定されており、現在、フェラーリ社内の専門委員会により顧客テストドライバーの選定が入念に行なわれているところだという。今年末までに最初のFXXがデリバリーされる予定だ。
FXXとその関連パッケージの費用は合計150万ユーロ(約2億円、税別)。FXXは助手席も利用可能なので、そのユニークなサーキット走行体験を顧客テストドライバーと共有することも可能だ。