トヨタ新安全技術---新VDIMをレクサスGSで体感

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トヨタ自動車は10日、富士スピードウェイで安全技術のメディア向け発表会を行い、車両安定制御の統合システムである「VDIM」の発展タイプなどを紹介、交通安全センター「モビリタ」での試乗会も行った。

VDIMは昨年7月に発売した『クラウンマジェスタ』に搭載しているが、今回、前輪を走行状態によって自動制御・操舵する「アクティブステアリング」システムを付加した。8月に国内投入されるレクサス『GS430』に搭載される予定。

試乗は、基本的な車両安定制御システムである「VSC」を搭載したトヨタ『マークX』とレクサスGS430との乗り比べで行われ、筆者もハンドルを握った。60km/hで、左車輪側が低μ(ミュー)路、右車輪側が高μ路のコースを「またぎ走行」し、急ブレーキで制動させるもの。

マークXでは制動の最後で車体が右方向に振れたものの、GSはほぼ直っすぐの状態で停止した。ステアリング操作はしていないが、自動制御で舵が切られたためで、左右輪で摩擦係数が大きく異なる路面状態でも、制動安定性の高さが実感できる。

60km/hが試乗の際の指示だったが、筆者はGSの時に80km/hまで加速した状態でブレーキを踏んだので、ふたつのシステムの違いをより体感できることとなった。

開発担当者によると、アクティブステアの舵角は最大8度まで。ステアリング(ハンドル)操作に置き換えると160度程度にもなる。ただし、このシステムではアクチュエーターが自動操舵するため、運転席のステアリングとは切り離して操作される。

《池原照雄》

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