【新聞ウォッチ】トヨタ、期間従業員を正社員に登用へ

2005年6月9日(木) 10時32分
トヨタの工場の画像

気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2005年6月9日付

●「関経連会長早期退任を」奥田経団連会長(読売・8面)

●GM株主総会で経営批判(読売・9面)

●トヨタ会長「米で値上げ」(読売・9面)

●日産 三菱自動車、役員報酬に明暗(読売・9面)

●橋梁談合、道路公団関与捜査へ、検察発注分を立件方針(朝日・1面)

●GM不振、いすゞ、スズキ、富士重工に飛び火、資本関係見直し論議も(産経・10面)

●トヨタ、正社員に登用、期間従業員バブル超す、自動車、初の4万人(日経・1面)


ひとくちコメント

トヨタ自動車が期間従業員を対象に正社員への登用枠を広げる方針だという。きょうの日経が1面トップで「自動車各社が非正社員の採用を拡大している」という記事の中で報じている。

それによると、トヨタの期間従業員は2年前に4800人だったが、現在は1万1000人。生産現場での比率は「高度成長期もバブル期もなかった」(幹部)3割に達するそうだ。

流動性の高い非正社員の活用は国内生産の活況に機動的に対応できるというメリットがある。しかしながら、技能伝承が途切れる懸念も指摘されており、正社員への登用枠を広げる意向を固めたもの。

また、記事では触れていないが「雇用の安定」をアピールする立場にある経団連会長会社が身分不安定の期間工などを大量採用するようでは「説得力に欠ける」という指摘もある。トヨタでは人件費の増加など新たな問題が浮上してきそうだ。

《福田俊之》
画像

注目ニュース

【新聞ウォッチ】トヨタ、期間従業員3割超…利益1兆円企業の課題

先週発表した第3四半期の結果からトヨタ自動車の今期の最終利益が2年連続で1兆円を超えることが確実となったが、そのトヨタは、国内12工場で働く期間従業員が初めて1万人を超え、約1万400人(1カ月平均)...

GMは現在の財政的危機を乗り切るために、“世界一の自動車メーカー”の地位を投げ打つ可能性もある大賭博に出る。GM会長、リック・ワゴナー氏が明らかにしたリストラプランは、今後3年間で北米でのGMワーカー...

ゼネラルモーターズ(GM)は、同社のオシャワ第1工場が、ハーバーレポート・ノースアメリカ2005で最も生産性の高い自動車組立工場として選出されたと発表した。

経済産業省の杉山秀二事務次官は、先週末のトヨタ・GM会談について「対談を持たれたということは承知している。トヨタからは『両社の協力関係を確認することができた』と聞いている」とコメント。

トヨタ自動車の張富士夫社長は、奥田碩会長がGMなど経営不振の米業界について言及していることについて「日本経団連会長として、長期的に見て色々なことを考えておかねばならないという、ひとつのメッセージと思っ...

【新聞ウォッチ】ゴーン社長、推定報酬額15億円ゲットへ

日産自動車が今月21日の株主総会にかける役員報酬の総額を現行の20億円以内から26億円以内に引き上げるという。日産は今回の総会で取締役の人数が7人から9人に増えるのに伴い、報酬総額を26億円に引き上げ...

三菱自動車は、2004年度中に支払った役員報酬の総額が2003年度の約半分となる1億7900万円にとどまることが株主総会通知書で明らかになった。高額な報酬を得ていたダイムラークライスラー出身の役員が退...

いすゞ自動車の井田義則社長は23日の決算発表の席上、資本提携先である米GM(ゼネラルモーターズ)の経営不振の影響について「相手方の都合によって、一方的に当社の採算が悪化するような契約にはなっていない」...

スズキの鈴木修会長は11日の決算発表の席上、経営不振に陥っている資本提携先のGM(ゼネラルモーターズ)について「ウチのことを考えるのが精一杯で他社のことはコメントしようがない」と述べた。

鈴木会長放言?「ワゴナーGM会長はボケ!!」

スズキの鈴木修会長は、「(GMの)ワゴナー会長は、ちょっとボケているんじゃないか」と、同社と資本提携しているGMのトップを痛烈に批判した。

RSS

編集部ピックアップ