【ITSの明日はどっちだ】宴の後の構造問題、世界が失笑

2005年5月6日(金) 11時48分
普及率が30%を超えてもこれじゃあ…。接触事故の懸念もの画像
普及率が30%を超えてもこれじゃあ…。接触事故の懸念もの画像
国土交通省はETC普及にやっきだが「1000万台超えたら頭打ち」との声も(同省道路局長室)の画像
ITS産業の行く末は…モリゾーも知りません(愛知万博会場内を走るIMTS)の画像
昨秋の「日本ITS推進会議」の模様の画像

■で、渋滞は解消したの?---わかりにくい効果

「このままではいけない。本当に業界がバラバラになる」……。ITS世界会議の企画・運営に携わった、ITS日本組織委員会(現在は解散)のある関係者は、こう警鐘をならす。10年ぶりとなった日本での世界会議は“市民参加”という新コンセプトを提唱し、確かに成功した。国内はもちろん、海外の来場者にも日本のITS先進国ぶりを見せつけた。

しかし、実態はどうか……。確かにカーナビ1500万台、VICS1000万台、ETCは600万台を超えるなど、好調ぶりを示す数字はある。しかし、これらのおかげで、例えば事故や渋滞は減っているのか? 飲酒運転厳罰化で事故死者は減少したが、事故や負傷者件数は“右肩上がり”を続けているのはご承知の通り。

国土交通省の「交通センサス」によると、一般道路における旅行速度は横ばいで、大都市圏など人口集中地区にある道路の38%は平均旅行速度が20km/h未満と自転車並みだ。もちろん、自動車の保有台数が増えていることもあるが、いずれにしろ、ユーザーが事故や渋滞に悩んでいる構図は変わらない、と言える。

■後が続かない
■で、渋滞は解消したの?---わかりにくい効果
■原因を検証---結局は公共事業だった!?
■縄張り意識は相変わらず、悪いのは役所だけではない
■民間も世界観の違いに四苦八苦
■これからどうする?
■ITSはクルマ社会だけのプロジェクトではない!

《編集部》
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