【横浜ゴム 新タイヤ S.drive発売】 路面をガッチリつかむナノパワーゴム

2005年3月4日(金) 12時18分
素直なハンドリング特性と優れた静粛性をもたらしてくれる、ミドル級サルーンにぴったりのタイヤといえようの画像
適度にスポーティな感触が味わえる乗り心地だの画像
DNA S.driveは、285/30R20〜185/55R15まで全27サイズを設定しているの画像

横浜ゴムから発売されたエコタイヤ、DNAブランドの新製品『DNA S.drive』には、新開発のナノパワーゴムが採用されている。このナノパワーゴムには、ゴムの変形能力を高める新素材のMFポリマーという粒子が配合されており、この粒子の大きさが100ナノメートルであることから、ナノパワーゴムと名付けられている。

MFポリマーは瞬時に変形する特性を持っており、そのポリマーが配合されたナノパワーゴムは、密着力に優れ、タイヤと路面の間に生じるわずかな隙間にも密着することができる。そのためタイヤの接地面積は、従来比で約10%も増加しているという。

このタイヤを開発した、横浜ゴムPC設計部 渡部弘二さんは「ベースのコンパウンドは磨耗性能の高いものに変更していますが、接地面積を増やすことでグリップレベルは下がっていません」と語る。

DNA S.driveが装着されたクルマに乗ってまず感じるのが、ステアリングの確かな手ごたえ。低速でもステアリングを切った瞬間のタイヤの動きや、路面の状況が的確にドライバーに伝えられる。速度を上げたコーナリングでも、タイヤの接地感は高く、限界付近の動きもマイルドに抑えられている。このあたりは、グランプリシリーズの後継としての性能はキッチリ押さえている。

DNA S.driveから、対象車種に加わった欧州ミドルセダンに乗り、一般道やワインディングも試乗したが、そこでは意外にコンフォートな面を見せてくれた。ステアリングの中立付近ではシビアな動きは少なく、荒れた路面でも直進安定性が高い。中立付近からの切り始めの印象も、神経質なのもははなく予想していたよりも穏やかだった。

乗り心地に関してもラグジュアリータイヤではないので、それなりの硬さはあるが、路面からの衝撃は後に残さず、うまく吸収してくれていた。音に関しても意外なほど静かで、路面を叩くような音は皆無。これなら上質な輸入車に履いてもマッチするだろう。

DNA S.driveはグランプリシリーズのスポーティな性能はそのままに、エコロジーやウェット性能を大幅に向上している。これならスポーツカーはもちろん、輸入車やスポーティミニバンまで、スポーティな走りを楽しみたいと思う人なら、選択して間違いのないタイヤだろう。

《岡島裕二》
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