個性的なデザインコンセプトを貫くマツダ『MXクロスポルト』(9日、デトロイトモーターショーで発表)。
ともすれば『RX-8』の流れを汲む力強いボディラインに目を奪われがちだが、細部を見て行くと、随所になだらかな楕円ではなく二つの円を直線で結んだフォルムが配されていることに気がつく。これが、クロスポルトこだわりのシェイプ「ロングサークル」だ。
これは初代『ロードスター』のドアハンドル等に採用された形をルーツに持つフォルムだ。単純な円形だけを配するのではなく、ひとひねりロングサークルを組み合わせたことで、すっきりとしたまとまりのあるデザインにまとめあげられている。
フォグランプとテールランプも、丸と「ロングサークル」を組み合わせた独特のデザインならば、ドアに埋め込まれたドアハンドルやエアコンルーバー等、インテリアの随所にもこのシェイプが使われている。