【インプレッサS203速報】走り屋路線を脱却し、オトナの走りを目指す

2004年12月29日(水) 00時38分
STi『インプレッサ S203』の画像
一品一品バランス取りされたパーツを組み込んだ、2リッターボクサーユニットを搭載の画像
235/40ZR18のサイズで、専用コンパウンドを用いたピレリ製P ZEROコルサを装着の画像
ゼロリフトを目指したエアロパーツのひとつであるリヤウイング。角度2段調整機構がつくの画像
S203のためにレカロ社と共同開発した、リクライニング機構付き専用カーボン・バケットシートの画像

STi(スバルテクニカインターナショナル)が自ら開発したインプレッサSTiバージョンに、、さらにチューニングを施したコンプリートカーが『インプレッサS203』。販売は05年1月11日より始まり、限定台数は555台となる。

インプレッサS203のエンジンは、ターボのタービンを大型化することで、最高出力はベース車に比べ40psアップの320ps、最大トルクは1kgm向上した43.0kgmを実現している。

足まわりにも手が加えられており、タイヤやエアロパーツにもさまざまなスペシャルチューニングが施されている。その中でも、目玉はドライカーボン製の一体シェル構造を持つ、レカロ社製のバケットシート。一脚50万円以上のシートが運転席と助手席に採用されている。

このインプレッサS203について、開発を担当したSTi商品企画部長の伊藤健さんは、「今までのS201やS202は、その段階での走行性能を極めることを主眼に置いて開発していましたが、S203からはSTiのブランディングを、より上質な方向にシフトすることを目的に開発を進めています。そのため、エンジンはチューニングしていますが、ベースボディは、もっとも走行性能の高い『スペックC』ではなく、標準のSTiバージョンとしました。スペックCですと、どうしてもロードノイズや振動が残ってしまいます」

さらに「今後もSTiのコンプリートカーの方向性は、S203のような上質感を意識した、大人のスポーツカー路線を続けていきたいと考えています。目標としてはBMWの、Mシリーズのような位置付けに持っていけたらと思っています」とコメント。

今までのSTiのコンプリートカーといえば、見た目にも派手で、走り屋向けのようなモデルが多かった。だが、S203からは思い切った路線変更を行ない、今後も質感を重視したコンプリートカーを中心に生産するようだ。(つづく)

《岡島裕二》
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