日産自動車は、今月末から12月上旬にかけての5日間、主力の追浜工場など国内3工場の操業を停止するという。自動車生産に使う鋼材が、調達先の新日本製鉄などがフル生産で増産余力がなく、調達難に陥ったため。
日産、鋼材不足で5日間操業停止
日産自動車は25日、鋼材の調達に支障が出るため11月29日から12月上旬までのうち5日間について、国内3工場で操業を停止すると明らかにした。生産への影響は約2万5000台としている。
操業停止は九州、追浜と系列の日産車体・湘南の3工場が対象で、残る栃木工場は通常の操業を続ける。今月29、30日と12月の6、7、8日の5日間で、それぞれ2シフト休業する。来年1月以降の休日出勤や残業によって影響分をカバーする計画。
鉄鋼各社は国内の自動車、電機、造船向けなどの需要が高水準なのに加え、中国など海外向けの出荷もタイトで供給は綱渡りの状態にある。日産は1999年からの経営再建で調達先の絞込みを行ってきた。これが鋼材価格の下落につながり、鉄鋼業界では「ゴーンショック」とも呼ばれた。
日産の大手鉄鋼メーカーからの調達は、新日本製鉄とJFEスチールに絞られている。この2社に加え住友金属工業からも調達するトヨタ自動車やホンダに比べ、調達での融通性が低く、今回の事態につながったと見られる。
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