【日産ティーダ×創ったひと】その1 豊富なキャリアがモノをいう…商品企画本部 松本秀二CPS

2004年11月9日(火) 10時38分
日産『ティーダ』の画像
コンパクトな室内に収めた、ティアナクラスのフロントシートの画像
ティーダに対して熱く思いの丈を語る、松本チーフエンジニアの画像
ティーダの生みの親である、日産自動車 松本秀二CPSの画像
今までのコンパクトカーになかった斬新なアイディアをカタチにした一台だの画像

「これだけいろんな経験を持ったエンジニアは、日産ではワタシぐらいだと思いますよ」と、日産自動車商品企画本部チーフ・プロダクト・スペシャリストの松本秀二さんは自らの経歴について、こう切り出した。

ティーダの開発責任者である松本さんのエンジニアとしての足跡は、じつに変化に富んでいる。松本さんが手腕を発揮したクルマは今まで、アメリカ向けのミニバン『クエスト』、その後は『テラノ』のインテリアの担当をこなし、ティーダの前には初代『プレサージュ』の商品企画に携わっている。

そのなかでもユニークなのが、『テラノ』のインテリアを受け持ったときのこと。「通常はインパネとドアトリムなど同業の開発者のなかで担当を回している世界なのに、足回りやシャシー設計を行ってきた畑違いのワタシが、急にインテリア全般を見ることになったのだから驚きました。しかし、そのときの経験は、その後に商品企画を担当するようになり、各方面のエンジニアと話をする際に大いに役に立ちましたね」と語る。

自ら「エンジンの中身以外は、すべてに首を突っ込んだ経験がある」というだけあり、ティーダには斬新なアイテムが多い。コンパクトカーにティアナ並みの大きなフロントシートを押し込んでみたり、ソフトパッドを多用した上質なインテリアを作り上げるといった発想は、普通のエンジニアでは出せない発想だろう。いや、思いついたとしても達成することは困難なはず。それを実現させてしまうのも、松本さんの豊富な経歴があったからに違いない。(つづく)

《岡島裕二》
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