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ツキノワグマが消防署の車庫を占拠…どこから来たの!? 

2004年10月7日(木) 22時09分

5日、滋賀県びわ町内にある消防署の出張所で、消防車などが収められた車庫内に体長約1mのツキノワグマがいるのを消防士が発見。警察に届け出るとともに、人力で車庫内の緊急車両を外に押し出した上で車庫のシャッターを閉めてクマを内部に閉じ込めた。

クマは約6時間後の午後1時すぎに麻酔銃を撃たれ、捕獲されている。

滋賀県警・虎姫署によると、事件が起きたのは5日の午前6時30分ごろ。びわ町益田付近にある東浅井郡消防署・西出張所で、宿直の29歳の消防士が隣の車庫棟から「ドンドンドン」と何かを叩くような異音が響いていることに気づいた。

この消防士は何者かが車庫内に侵入した可能性もあるとして、様子を見に行ったのだが、中にいたのは不審者ではなく、隊長約1mのツキノワグマ。

クマは消防用の備品を置くスチールラックにぶら下がって体を揺すっており、ラックが壁にぶつかることで異音を発していた。

消防士はすぐに警察へ通報するとともに、他の消防士と一緒に車庫内に保管されていた消防車1台と救急車1台、そして資材搬送車1台の合計3台について、クマが音で過敏になることを考慮してエンジン稼動させず、人力で外に押し出し、さらにはクマの逃走を防止するために車庫のシャッターを閉めた。

クマは車庫内でおとなしくしていたが、午後0時30分ごろ、連絡を受けて駆けつけた野生動物保護管理事務所の職員が麻酔銃2発を発射。このうち1発が右足に命中し、麻酔薬の効果が確認された午後1時ごろに捕獲。大型のケージに収容して山に放った。

現場となった消防出張所は平野部にあり、ツキノワグマが生息しているような山は近くにない。警察と消防では「過去にクマが出没したという話もなく、クマがどこから来たのか見当もつかない」とコメントしている。

なお、クマが車庫を占拠していた間、この出張所から緊急車両が出動するようなトラブルはなく、隣接する小学校に通う児童にも影響は無かった。

《石田真一》

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