280馬力規制ついに撤廃…“行政指導”の裏事情を探る

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■最悪のシナリオを避けるために

「これで日本車もベンツやBMWに対抗できる」、「シャシーやブレーキ技術も格段に向上するだろう」……カー雑誌はおおむね、規制撤廃にもろ手をあげて歓迎している。しかし、パワー競争や事故増加の心配は100%ない、と言い切れないことも事実だ。

とくにオートバイの場合、リミッターさえ解除すれば、300km/h近い速度が簡単に出る。しかし、その速度域で、減速を含め、車体を意のままにコントロールするとなると至難のワザだ(もちろん、同じことは乗用車にも言える)。

国土交通省の関係者は、「メーカーがパワー競争を繰り返したり、その結果、事故が増えるようなことにでもなれば、最高出力を法律に書いて、今度こそ本気で規制する」とクギを刺す。

言うまでもないが、規制緩和と自己責任は表裏一体。パワーが大きくなればなるほど、作り手はもちろん、乗り手にも自覚が厳しく問われる。昔と違い、今は草レースやサーキット走行がいくらでもある。強力なパワーはクローズドコースで楽しみ、公道ではモラルやマナーをきちんと守ってこそ、規制撤廃の意義も活きるというものだ。

《編集部》

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