【三菱電機DSRCデモ】その5…標準化できるか

2004年7月16日(金) 19時10分
今年1月に立ち上がった「DSRC普及促進検討会」の画像

総務省の予測によると、DSRC市場は2015年までの累計で11.6兆円の市場が見込めるという。内訳は、ガソリンスタンド関係で5.9兆円、駐車場の料金徴収で1.7兆円、高速道路のSA・PAで2.8兆円、各種のドライブスルーで0.8兆円など。

ただ、DSRC車載器の普及には課題もある。例えば標準化問題。「三菱電機製の路側設備と松下製の車載器は通信不可」などということになれば、不便きわまりないのは目に見えている。

DSRC業界は1月に「DSRC普及促進検討会」を設立し、相互接続運用ルール作りを進めているが、「誰が何を決めるかが明確ではなく、なかなか事が進まない」(関係者)という。

三菱は05年度の本格発売を目指しているが、その時期は標準化動向にも左右されそうだ。

《編集部》
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三菱電機はこのほど、DSRC(狭域無線通信)の路側設備と車載器を開発し、報道陣を対象にデモンストレーションを行った。

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DSRCは、車載器固有のIDや、車載器に差し込むICカードのID情報を読み取り、情報をやりとりすることができる。つまり、車載器や利用者(ICカードの保有者)の属性に応じた情報を流せるのだ。

気になるのは価格だ。デビュー当初のETCのように車載器が高ければ普及も進まないし、路側設備の商談相手も一般の流通企業やガソリンスタンドだ。日本道路公団のような大盤振る舞いは望めない。

標準化、という意味では、もっと深刻で、かつ後戻りできないテーマもある。カーナビとの接続性確保の問題だ。

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日本自動車工業会は、「自動車の設計・製造段階における電子情報標準化--グローバル対応に向けて」を発行した。

自動車走行電子技術協会は、ITSの規格化事業の一環として、ETCに使われているDSRC(狭域通信)を利用した民間サービスの実現として、クレジットカードによる決済のためのプロトコル(手順)仕様の標準化案...

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