三菱電機はこのほど、DSRC(狭域無線通信)の路側設備と車載器を開発し、報道陣を対象にデモンストレーションを行った。
【三菱電機DSRCデモ】その5…標準化できるか
総務省の予測によると、DSRC市場は2015年までの累計で11.6兆円の市場が見込めるという。内訳は、ガソリンスタンド関係で5.9兆円、駐車場の料金徴収で1.7兆円、高速道路のSA・PAで2.8兆円、各種のドライブスルーで0.8兆円など。
ただ、DSRC車載器の普及には課題もある。例えば標準化問題。「三菱電機製の路側設備と松下製の車載器は通信不可」などということになれば、不便きわまりないのは目に見えている。
DSRC業界は1月に「DSRC普及促進検討会」を設立し、相互接続運用ルール作りを進めているが、「誰が何を決めるかが明確ではなく、なかなか事が進まない」(関係者)という。
三菱は05年度の本格発売を目指しているが、その時期は標準化動向にも左右されそうだ。
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今回、開発した路側設備と車載器は、ETCに使われているASK変調(1024kbps)にくわえ、QPSK変調(4096kbps)の通信モジュールを採用した。つまり、4Mbpsの高速大容量通信が可能なのだ...
DSRCは、車載器固有のIDや、車載器に差し込むICカードのID情報を読み取り、情報をやりとりすることができる。つまり、車載器や利用者(ICカードの保有者)の属性に応じた情報を流せるのだ。
気になるのは価格だ。デビュー当初のETCのように車載器が高ければ普及も進まないし、路側設備の商談相手も一般の流通企業やガソリンスタンドだ。日本道路公団のような大盤振る舞いは望めない。
標準化、という意味では、もっと深刻で、かつ後戻りできないテーマもある。カーナビとの接続性確保の問題だ。
普及にあたり、一番大きいであろう課題は、ハードではなく「DSRCならではの魅力のあるコンテンツやサービスを提供できるか」にかかっている。
余談だが、デモ実験が行われた三菱電機・鎌倉製作所のKTF(鎌倉テストフィールド)は、ETCや路側カメラ、車両認識技術など同社のITS開発が行われている場所。
三菱電機は、高速・大容量・多チャンネル通信でマルチアプリケーション対応可能な無線規格DSRCの応用システムを開発。音声ガイダンスで走行支援や各種サービス案内などをサポートすることが可能となった。
ETCに代表されるDSRC(狭域無線通信)サービスを普及させようと、官民共同の「DSRC普及促進検討会」が22日、設立された。
三菱電機スタンドでは、ETCと並んで、聞きなれない「DSRC応用システム」なるものが展示されていた。DSRCとは「Dedicated Short Range Communication」(狭域通信)の...
日本自動車工業会は、「自動車の設計・製造段階における電子情報標準化--グローバル対応に向けて」を発行した。
自動車走行電子技術協会は、ITSの規格化事業の一環として、ETCに使われているDSRC(狭域通信)を利用した民間サービスの実現として、クレジットカードによる決済のためのプロトコル(手順)仕様の標準化案...





















