【BMW X3試乗】その3 軽快な身のこなしの『2.5i』…河口まなぶ

2004年6月17日(木) 23時59分
2.5リッターは車重が若干軽くなる分、軽快さが味わえるの画像
セダンよりもホイールベースが延長され、そのぶんリヤ席の居住性に貢献しているの画像
xDriveはアクスル中央の電子制御の多板クラッチによって、駆動力を後輪から前輪へ自在に配分するの画像
オフロードでも遜色なく走れるよう、ヘッドライトウオッシャーも装備するの画像
ラゲッジルームは、リヤシートを倒すだけで1560リッターの最大容量を実現の画像

エントリーモデルとなる“2.5リッター”も基本的には同じ印象。ドライブトレーンはもちろん、ハンドリングも“3リッター”と何ら変わらぬ極上の気持ちよさを持つ。

わずかな違いがあるとすれば、より軽快な印象となること。動力性能がわずかに下回る感じがすることだが、これ単体で乗ればそのあたりはまったく不満とならない。

走りの印象としては、背が高いだけで『3シリーズ』のセダンと何ら変わらない……という風に、『X5』と『5シリーズ』における関係と同一。そしてこの辺りは『ハリアー』では実現できないBMWならではの世界だといえる。

となると気になってくるのは価格だが、前出の林氏いわく「戦略的な価格になると思います」というのだからますます期待が持てる。

実際、6月8日の発表時にアナウンスされた価格は『2.5i』が513万円、『3.0i』が573万円(両モデルとも税込価格)と、なんとベースともいえる3シリーズと、ほぼ同じプライスタグなのだから驚きである。こちらは4WDで、かつボディも大きい……買い得感は必然的に高いといわざるを得ない。

価格的にもサイズ的にも、「現実を考えると……」というイメージが強かったX5に対して、『X3』はサイズはもちろん価格でも、「これなら……」というイメージを作り上げたといえる。それでいてBMWのブランド力や、ハリアーでは決して醸し出せないプレミアム感、そしてBMWならではの走りと3拍子以上に揃っているのだから、かなり強力な商品性を持ったプロダクトである。

■主要諸元 2.5i
全長×全幅×全高(mm):4565×1855×1675
ホイールベース(mm):2795
車両重量(kg):1760
エンジン:2.5リッター直6DOHC 192ps/25.0kgm
タイヤサイズ:235/55R17

《河口まなぶ》
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