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バスの放送案内テープを盗む…マニアが裏市場で高値取引

2004年6月11日(金) 22時27分

奈良県警は10日、バス会社の営業所に侵入し、路線案内用の放送テープ14本を盗んだとして、自称「バスマニア」の男2人を窃盗容疑で逮捕した。別の営業所で同様の被害があり、警察が警戒していた際、2人が営業所に侵入することを確認したという。

奈良県警・宇陀署によると、路線案内用の放送テープを盗んだとして逮捕されたのは、26歳と45歳の男。

調べによると、この2人は10日の午前2時15分ごろ、榛原町篠楽付近にある奈良交通バス・榛原営業所内に侵入。車庫に止めてあったバスから停留所の案内用テープ計14本(時価2万円相当)を盗み出し、立ち去ろうとしたところを警戒中の同署員に発見され、逮捕された。

今年5月に別の営業所で同様の被害があり、バス会社からの依頼を受けて周辺のパトロールを強化していた結果、車庫内で不審な行動をする2人を発見したという。

2人は調べに対し、自らがバスマニアであることを認めた上で、「音声テープは貴重であり、マニア間では高値で売買されていることもあり、興味と営利目的で盗んだ」などと供述しているという。

バスの放送案内テープは、ここ最近ではコンピューターの音声合成による自動タイプが徐々に普及してきており、将来的にテープ式は消える運命にある。このため昨年あたりからテープの価値が急激に増し、それによってマニア間の販売価格の高騰につながったとみられている。

《石田真一》

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