【MURANO First Drive】…その3 意外と硬めの足回り、軽快なハンドリングに驚かされた

2004年6月8日(火) 23時18分
高速試乗ではつねに安定モードで、心許なさはいっさい感じられなかったの画像
市場投入前のクルマの試乗ということで、うれしさを隠しきれない小誌記者の画像
左ハンドルでしかも速度計はマイル表示なのでスピードの出し過ぎに注意の画像
エンジンはティアナに搭載のV6ユニットと同形式だの画像
国内では大柄なボディでも走りはなかなかに、身のこなしが軽く楽しいの画像

続いて体験したのは、周回路を使った高速走行プログラム、山間部の一般公道を模した商品性評価路(ハンドリング路)を使用したワインディング走行プログラムだ。いずれも『ムラーノ』の操縦安定性を体感させるというもの。

長距離を走行する機会が多いことから、北米市場では柔らかい足回りのSUVが好まれる傾向にあるというが、試乗したムラーノはそうしたSUVとは一線を画していた。今回の試乗に使用されたクルマは、商品担当者によると「北米仕様そのまま」ということだが、この足回りであれば日本の山間部でも気持ちよく走ることができそうだ。

周回路での走行メニューは「自らがステアリングを握って最高速度120km/h」と、「テストドライバーの運転に同乗する形で最高速度180km/h」のふたつが行なわれていて、北米では上級グレードとして販売されている「SE」が試乗に用いられた。

メーター表記がマイル(MPH)のままなので、同乗したスタッフから「75あたりまで加速してください。間違っても120はダメですよ。それは200km/hオーバーですからね」と注意が入る。3.5リットルエンジン(VQ35DE)は音も静かで加速は非常に滑らか。それでいて力強く、あっという間に規定の120km/hに達してしまった。ハンドルも適度な重みがあり、高速走行であっても安心感がある。

ハンドリングの秀逸ぶりを堪能できたのは商品性評価路での体験フログラム。6速マニュアルモードの付いたエクストロニックCVTを積極的に操作し、山間部のワインディングコースを模した道を攻める。段差もあるコースなのだが、サスペンションはしなやかにそれを吸収。極端な振動をキャビンに伝えることはなかった。全幅は1880mmで、意外に大ぶりなボディなのだが、ハンドリングが軽快なので「見た目ほどの大きさを感じさせない」というのもプラスに働いていると実感した。(つづく)

《石田真一》
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