【日産歴代車】純国産スーパーMRスポーツに胸を熱くした80年代…MID4

2004年5月21日(金) 23時29分
後期モデルにあたるMID4-IIの画像
フェラーリ・テスタロッサ風のエンジンフードが目を引くの画像
囲まれ感を演出する中にメーター部分を独立させたデザインモチーフは、現在でも通用するものの画像
ワールドワイドに先進の技術をアピールする当時の立役者。左ハンドルで速度計はマイル表示であるの画像
II型ではエンジンマウントを縦置きに変更。VG30DETT型を搭載し、330ps/39.0kgmを発揮していたの画像

MID4は1985年9月に開催されたフランクフルトショーでベールを脱いだ。11月の第26回東京モーターショーで里帰りし、会場の話題を独り占めにした。最大の特徴は駆動方式にある。エンジンをコクピットの後方に置くミッドシップ方式のスポーツカーだが、時代に先駆けてフルタイム4WDを採用した。

また、R31型スカイラインと同様の4輪操舵システム、HICASを採用し、俊敏なフットワークを実現している。ボディは軽量なFRP製だ。エンジンは3リッターのVG30DE型V型6気筒DOHC4バルブで、230ps/28.5kgmと発表された。ショーの前には日産の追浜テストコースにプレス関係者や評論家を呼び、試乗会も催している。

2年後の87年秋に第27回東京モーターショーが開催されたが、このときは改良型のMID4-IIを展示した。2代目もリトラクタブルヘッドランプやミッドシップ方式を採用するが、最初のプロトタイプ(I型)と比べると、はるかに洗練されたフォルムだ。

横置きに積まれていた3リッターのV6エンジンは縦置き配置に変更された。また、ツインターボで武装することによって330ps/39.0kgmまでパワーアップされている。

発売が期待されたが、お蔵入りとなった。だが、サスペンションや4WDシステム、ツインターボのエンジンなど、技術の多くはR32型GT-RやZ32型フェアレディZに生かされている。

《片岡英明》
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