「デザイン氷河期」…エンリコ・フミアが警鐘

2004年5月4日(火) 12時05分
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イタルデザイン/トヨタ・アレサンドロボルタの画像
イタルデザイン・ビスコンティの画像
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新生カロッツェリアショーとなったジュネーブ

ジュネーブモーターショー(3月)は、欧州で最も重要なモーターショーと位置づけられていますが、個人的には世界で一番だと考えています。自動車産業のなかで中立的立場にあるスイスという国が、ショーの性格を公正なものにしているからです。

デザインの見地から述べると、今はなきトリノモーターショーが果たしていた役割を、数年前よりジュネーブが担っているように思われます。ますます「新生カロッツェリアのショー」としての性格が強まってきました。そしてトリノ出身の私としては半ば残念なことに、イタリアからではなく世界各地から、多くの新興カロッツェリアがジュネーブを目指しています。

今年のジュネーブショーはいままで以上にその傾向が強くなりました。「Laraki」(モロッコ)、「Koenigsegg」(スウェーデン)、「Spyker」(オランダ)、「CD」(インド)、「Edag」(ドイツ)といった、多くの新生カロッツェリアの名前がスタンドの看板に見られました。ちなみにシバックスなどの日本のカロッツェリアは遠慮したようです。

いっぽうイタリアのセレブ、老舗カロッツェリアは、昔のように観衆の注目を一手に集めることなく、準主役に落ち着いてしまったようです。私にとって、ショーカーのないピニンファリーナブースは衝撃的でした。私の知る限り、ピニンファリーナで初めてのことです。

1/3●新生カロッツェリアショーとなったジュネーブ
2/3●イタリア人デザイナーは滅びた
3/3●安全基準や空力特性のせいにするな

《Enrico Fumia》
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