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ボルトを強く締めすぎたことが破断の原因

2004年4月23日(金) 20時55分

国土交通省・北陸信越運輸局は22日、今月12日に新潟県刈羽村内の国道116号線を走行していた大型トレーラーのタイヤが脱落した問題で、タイヤを固定していたボルトが破断するに至った主原因は、このトレーラーの車検整備を行った工場が規定以上のトルクでボルトを締め付けたことによるものとほぼ断定した。

過積載などの副次的要素はあるものの、重量による負荷が破断の直接原因となった可能性は低いとみられる。

問題の事故は今月12日に発生している。同日の午前7時30分ごろから午前8時ごろに掛けの間、新潟県寺泊町から分水町に掛けての国道116号線を走っていたクルマのドライバーから警察に対し、「前方を走っている大型トレーラーが、左後輪を脱落させた状態のまま走行している。運転者は脱落に気づいていないらしい」との通報が複数寄せられた。

警察では事態を重く見て、国道116号線にパトカーを急行させ、該当のトレーラー探しに着手。結果として同日の午前8時30分ごろ、分水町内の駐車場に停車していたトレーラーを発見した。

トレーラーは左側後部のタイヤをハブに固定するボルト8本が全て破断し、タイヤ2本が無くなっていた。トレーラーを運転していた47歳の男性は「振動が激しいので脱落には気がついていたが、過積載の発覚を恐れて逃げてしまった」などと供述。道路交通法違反(過積載)容疑での取り調べを行うことになった。

トレーラーは上越市から燕市に向かっていたが、脱落したタイヤは2本とも刈羽村十日市付近の国道116号線で発見された。脱落による被害の報告はなされていないという。

ボルトが破断していることもあり、同様のケースでは整備不良が原因であったため、この事故でも当然のようにその可能性が疑われたが、運転していた男性は取り調べに対して「トラックは2週間前に車検整備を終えたばかりだ。それはありえない」と証言していた。

これには北陸信越運輸局も関心を持ち、整備を行った業者への立ち入り調査を行うなどして整備の実態を調べていたが、新たな事実が明らかになった。

整備は適切に行われていたとみられるが、タイヤをハブに固定するためのボルト締め付け作業を行う際、規定よりも強いトルクを掛けていた可能性が高くなった。通常よりも強く締め付けられることになり、これがボルトに予想以上の負荷を与えたようだ。

同局では「継続的な過積載もボルトを痛める原因になりうるが、今回の場合は整備の際に問題が生じており、主原因は整備の不手際と考えられる」と断定。この業者に対して規定のボルト締め付けを行うように警告する文書を出した。

《石田真一》

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