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【アルパインINA-D300JN】世界初だけどコストには悪影響を与えず

2004年3月12日(金) 15時29分
パルスタッチモニターの供給はSMKという会社から受けている。同社では「フォースフィードバック光学式タッチパネル」と呼称。の画像
世界初の機能だが、コスト上昇はほとんど生じなかったというの画像

パルスタッチモニターを装備したカーナビゲーションは現時点ではアルパイン『INA-D300JN』以外には存在しないのだが、世界初の機能を採用した…という点を考慮すれば、消費税込みの総額表示で29万2950円というのは非常にリーズナブルに感じる。

アルパイン・マーケティング営業推進部の新名俊治マネージャーは「タッチパネル自体はSMKという会社が開発した汎用品なので、弊社の方に開発費の負担をしていません。そのためにお買い得な価格を実現できました」と説明している。

このパネル、製造メーカーのSMKでは「フォースフィードバック光学式タッチパネル」と呼称している。元々は駅の自動券売機や銀行のATMの表示画面に使うことを目的に開発された。開発発表は同社が2002年10月末に行っているが、実際の製品に採用されたのは今回が初めて。

これをカーナビ用として採用した経緯について、新名マネージャーは「従来のタッチパネルでは操作感を得にくいという指摘があり、何とかしてクリアすべき問題でした」と語る。

「このパネルは従来型パネルとコストが大差なく、しかも従来品とは使い勝手に劇的な違いを生み出す、という点にメリットがあることから採用が決まりました。実際に触れば従来製品との違いも“肌”でわかりますし、そういった意味でも非常に期待の持てる技術です」と新名マネージャー。

アルパインはBMWが採用した「iDriveコンセプト」の開発にも参加するなど、カーナビのインターフェイスに新機軸を持ち込むことについては業界屈指の企業でもある。iDriveがリモコンの延長上にあるとすれば、今回のパルスタッチ採用はタッチパネルの既成概念を覆すものともいえる。今後これが他の製品にどう波及していくのか注目したい。

《石田真一》
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