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線路内にクルマ放置は偶然---窃盗グループのリーダー逮捕

2004年3月1日(月) 16時56分

警視庁は1日、今年1月に東京都大田区内の東急池上線で発生した線路上への車両放置による列車との衝突事故の容疑者として、中国国籍を持つ36歳の男を往来危険容疑で逮捕した。

当初は列車との衝突を故意に狙ったとも言われていたが、男は「道路と間違えて進入した」と供述しているようだ。

この事件は今年1月20日の午前5時5分ごろ発生している。東京都大田区池上7丁目付近の東急池上線・千鳥町−池上駅間の線路上にクルマが止まっているのを雪が谷大塚駅発蒲田行きの下り始発電車の運転士が発見した。

運転士はすぐに緊急停止の措置を取ったが、電車は下り坂を降りている最中で急ブレーキが効かず、そのまま激突した。

進行している電車からは死角となる位置にクルマが放置されていたことから、当初は列車との衝突を故意に狙った可能性が指摘されていた。

ところが、後に現場付近で中国人とみられる不審なグループを目撃した警察官が職務質問した際、線路上に放置されたクルマとよく似た特徴のクルマで逃走を企てた男がいたことがわかった。

この職務質問では中国国籍の男1人が公務執行妨害の現行犯で逮捕されており、警察ではこの男を厳しく追及していたが、男は「盗みに入るための下見をしていたところを発見された」と自供。

供述から36歳の男が事件に関係することもわかり、この男を1日までに往来危険容疑で逮捕した。

調べに対し、この男は「盗みに入ろうとしていた建物の下見をしていたところを警察官に見つかった。運転をしていた男に指示して急発進したが、途中で線路に間違って入り込んでしまった」、「クルマが動かなくなったので放置しただけであり、列車と衝突させようという意思はまったく無かった」などと供述しているという。

この男は窃盗グループのリーダー格とみられ、「運転していたやつはまだ逃げている」とも供述しているため、警察では残る1人の行方を追うとともに、このグループの窃盗に関する余罪についても追及していく方針。

《石田真一》

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