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飲酒運転の県議を県知事が擁護……愛媛

2004年1月26日(月) 10時08分

酒気帯び運転の現行犯で逮捕された自民党所属の愛媛県議会議員について、愛媛県知事が「軽微な違反であり、議員辞職が必要な事態とは考えていない」と発言していたことがわかった。

県職員に対する飲酒運転摘発時の罰則強化を進める取り組みが進められている中での発言だけに、今後議論を呼ぶことは間違いなさそうだ。

発端となった飲酒運転事件は18日に発生している。同日の午前2時40分ごろ、重信町内の国道11号線で愛媛県警・松山南署が飲酒検問を行っていたところ、呼気1リットルあたり0.23ミリグラムのアルコールを検知した48歳の男を摘発、道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。

男は後の調べで県議会議員と判明したが、警察の取り調べに対しては「運転代行を呼ぼうとしたが、待ち時間が長いので自分で運転した」と供述。酔いが醒めたと確認される同日午後まで拘留された。

現職の議員が飲酒運転とはいえ現行犯逮捕されたことによって、議会からは「県を挙げて飲酒運転防止の取り組みを進めている最中でもあり、自発的な辞職を求めるべきだ」との声が上がった。

これに対し、問題の議員は自らが務める文教副委員長など役職の辞任と、自民党からの離党を表明。前者については県議会議長に、後者については党県連幹事長に判断を委ねた。

この問題について、加戸守行・愛媛県知事は22日の会見で「県議としての行動は適切ではなく、大変残念だ」と表明したものの、議会が求めている議員辞職については「県議としての活動が継続出来なくなるような重大な事態とまでは思っていない。進退は御本人が判断されること」と、飲酒運転の摘発を重要視しないというニュアンスの発言を行った。

愛媛県では県職員が飲酒運転で摘発された際の罰則強化策を検討しているが、事故を起こしていないとはいえ、現職の県議が何のお咎めなしというのでは、示しがつかないと県民から判断されても仕方がないのではなかろうか。この問題、さらに波紋を呼びそうだ。

《石田真一》

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