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ブレーキ踏んだら負け…と無免許少年、危険運転容疑で送検

モータースポーツ/エンタメ ゲーム

新潟県警は9日、盗難車を無免許で運転して追突事故を起こして、55歳の男性に全治1カ月の重傷を負わせた15歳の少年を、同日までに新潟地検長岡支部に書類送検したことを明らかにした。

危険運転致死傷罪の構成案件のうち、「進行を制御する技能を有しないで車を運転し、人を死傷させた」という項目を全国で初めて採用。この少年に対して危険運転致傷容疑の適用を決めた。

新潟県警・六日町署の調べによると、この少年は今年10月14日の午後3時30分ごろ、新潟県湯沢町の民家敷地内からキーが付けられたまま駐車されていたクルマを盗み出し、国道17号線を走り出した。

少年は8kmほど走ったが、塩沢町内で信号待ちをしていたクルマ2台に衝突。このうち1台を運転していた55歳の男性に全治1カ月の重傷を負わせた。

少年は駆けつけた警察官に業務上過失致傷と道路交通法違反(無免許運転)の疑いで逮捕されたが、取り調べに対して「ゲームセンターでレースゲームに夢中になり、本物のクルマを一度運転したいと思っていた」と供述した。

さらには「ゲームではブレーキを踏んだら負けてしまう。だから本物でもブレーキは一度も踏まなかった」、「カーブはドリフトでクリアしようと思っていた」などとも話し、実車の運転技術を全く理解していないこともわかった。

警察ではこの少年への処遇を検討してきたが、重傷人身事故に発展していることなどを考慮。業務上過失致傷ではなく、危険運転致死傷罪の構成案件にある進行を制御する技能を有しないで車を運転し、人を死傷させた」という項目を全国で初めて適用し、同容疑での送検を最終的に決定した。

この場合の「進行を制御する技能を有しないで…」とは、無免許と同義ではなく、自車両を進路に沿って走行させるための“基本的な操作を行う技量を欠く”ことを示す。つまりは「ハンドル操作やブレーキ操作などができない者」に対して適用するもので、今回は容疑者の供述内容からこれに該当すると判断されている。
《石田真一》

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