【東京ショー2003速報】トヨタ『PM』の車車間通信---コンセプトを現実に

2003年11月4日(火) 18時47分
トヨタ『PM』の画像
インパネは投影式、タッチして機能を選択するの画像
PMで掲げる車車間通信、それは2001年の東京ショーに展示された『Pod』からほとんど進化していないの画像

特異な変形動作を行うため、子供の頃に変形ロボットアニメにどっぷりと浸った30歳代の男性からの注目度が高かったトヨタ『PM』には、近くを走るPMとメッセンジャーなどを使って情報交換ができる車車間通信対応となっている。

車車間通信機能を利用して周囲のPMユーザーと情報交換を楽しんだり、あるいは仲間で情報を共有したり、第三者が残した情報を参考にしたりすることができるという。実際には「そういうコンセプトになっている」というだけで、東京ショーの会場で展示されているPMには車車間通信ユニットは装着されていないようだ。

この車車間通信、「以前にも聞いたことがあるな」と思ったのだが、2001年の東京ショーでソニーと共同開発した『Pod』を出品した際にもトヨタは同様のコンセプトを掲げていた。一定距離内にいる他車と通信ができるという機能は2年前の段階ですでに考案されているが、言うなれば2年経った段階でもまだコンセプトの域を出ていないということにもなる。

実は車車間通信に限らず、PMとPodでは似通った機能が多い。Podでは「ウェルカム・フエアウェル・パフォーマンス」という機能があった。電子キーにあたる“ミニポッド”を持ったドライバーが近づくと車高が上がり、ドアが開き、シートが着座位置まで下りてくるというもの。PMでは指紋での認証を取り入れているが、キャノピー(ドア)が開き、シートが着座位置に…というアクションは同様。形としては進化しているのだろうが、中身は変わらない。

トヨタはショーで提案した技術を着実に現実のものとしてくる会社だが……。様々なハードルを乗り越え、車車間通信を夢で終わらせないで欲しい。

《石田真一》
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