【新型日産『プレサージュ』発表】量販グレードにCVTが載らない理由

2003年6月26日(木) 20時12分
プレサージュの画像
2.5リットル4気筒エンジン「QR25DE」。『ティアナ』4WDと同じエンジン。の画像
3.5リットルV6「VQ35DE」。搭載車は『フェアレディZ』ほか多数。の画像
VQ35DEカットモデル。向かって右下方にCVTユニットが見えるの画像

新型『プレサージュ』の3.5リットルV6モデルには、ベルト式CVTの「エクストロニックCVT」が組み合わされた。徐々に普及してきたベルト式CVTだが、3.5リットルクラスの大トルクに耐えるベルト式CVTは、いまのところ日産の独壇場だ(製造は日産系部品メーカーのジヤトコ)。

パワートレイン開発本部の小林晋氏は、CVTのメリットについてこう説明する。「従来のトルコン4ATと比較して、ロックアップ領域がかなり広く、場合によっては5km/hくらいからロックアップし始めます。燃費は14%は確実に良くなります」

ロックアップするとエンジンの出力が無駄なくタイヤに伝わるため、効率が高い。CVTの場合はこのロックアップ制御が容易だということだ。そのほかにも、ギア比が無段階なので、効率がいい回転数だけを狙って使えるという特長も。

このようにメリットの多いCVTだが、量販グレードの4気筒モデルには搭載されなかった。この理由として、「コストと性能のバランスですね。4気筒用のトルコン4ATの完成度がかなり高いので、コストがかかるCVTは今回は見送りました」と小林氏。さらに、「プリメーラ用のCVTは少し古いので……」と、4気筒用のCVTは新たに開発が必要なことをほのめかした。

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