【トヨタ『ラウム』発表】開口部分拡大はウェルキャブの作りやすさに貢献

2003年5月15日(木) 19時22分
最前方でシートを下降させた場合には座面と地上との間は450mmとなり、ウェルキャブ中トップの乗降性能を確保するの画像
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最近のトヨタ車はニューモデル発表と同時に福祉車両の「ウェルキャブ」もラインナップすることを常としているが、もちろんそれは新型『ラウム』においても実施されている。

そして「ラウムほどウェルキャブのコンセプトに合致したクルマはない」と語るのは、特販・特装車両部カスタマイズ室の中島秀昌・ウェルキャブグループ長。人にやさしいクルマを身上とするラウムだが、助手席側センターピラーレス構造がもたらすメリットはウェルキャブ開発でも十分に発揮されている。

「まず、開発の自由度が上がりました。ピラーレス構造としたことで特に助手席リフトアップシート車で頭上空間を気にすることなく、シートを回転させられるようになりました。これまでのクルマではAピラーとBピラーに挟まれた狭い空間でシートを回すしかありませんでした」

「Aピラーの傾斜が大きいクルマだと、座っている方の姿勢を変えないと干渉することは珍しくなかったのですが、ラウムの場合、2枚のドアを大きく開いた際には助手席を最後方まで一旦下げ、頭上空間に余裕がある位置で回転させられます」と中島さんは説明する。

ただし、シートを回転させて下降させた場合の最低地上高を優先した場合、従来のように助手席ドアのみを開けた場合の方がより下降できるとしている。これは車体下部に設置されたドアロック機構の張り出し部分がスライドレールと干渉するためだ。

《石田真一》
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