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【飲酒運転厳罰化の陰で】場の雰囲気を壊すか、他人の人生を壊すか

2003年4月25日(金) 17時19分

警察関係者に言わせると、改正道路交通法施行後に飲酒運転で検挙された人の大半は「今はある意味で皆が確信犯だ」という。飲酒検問などで摘発された際、高額な罰金額をつけられてうなだれる人もいるが、「罰金を払うことが嫌なら酒を止めればいい」と警官が諭した際に「止められないから捕まっているんだろうが!」と怒りを露にする人が以前より目立つようになったらしい。

捕まること=運が悪い程度にしか認識しない人は、そもそも飲酒運転が発見されて逮捕されたり、事故を起こしたりするかもしれないという意識自体が希薄なのだという。クルマを運転しているから酒を飲むことを止めようという、ごくごく当然の思考に至ることがないらしい。

「自分は運転が巧いから大丈夫」、「今まで捕まったことがない、短距離だから平気だろう」という思いが先に出て、立って歩けないほどの状態なのにクルマの運転をしてしまう。そしてその先にあるのは運の悪さだけでは語りきれない重大な事故だったりすることは言うまでもない。もちろん最高に運が悪いのはドライバーではなく、身勝手かつ不条理な理由で殺されてしまう被害者だ。

酒を飲まざるを得ない場所で、酒と変わらない味のノンアルコール飲料を飲む、それでアルコールの摂取を勘弁してもらうというのも確かにひとつの方法だ。だが、真に必要なのは酒を断る勇気、そして酒が飲みたくなっても我慢するという忍耐力だろう。

《石田真一》

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