三菱電機は9日、同社初のHDDナビゲーションとなる『CU-H8000』を発表した。発売は25日からで、価格はモニター無しモデルが18万円、モニター付きモデルが23万円という、非常に戦略的な価格設定となった。
CU-H8000ではナビ用の地図データを容量16GBのHDDに収録し、音楽をMP3で圧縮して保存可能な約2.7GBのユーザーエリアを持つ。さらに、このモデル最大の特徴は1DIN筐体にDVDドライブも合わせて搭載するという“2スピンドル構成”だということ。これ1台で高速検索性能を売り物とするHDDナビはもちろん、DVDによる音楽や映画ソフトの再生、HDDにMP3リッピングしながらのCD再生にも対応する。CU-V7000シリーズでも採用されたJAVAアプリによるゲームなども楽しめる。
また、iモードのiナビリンクにも対応したモデムを内蔵し、携帯電話を繋ぐことで通信ナビゲーションの機能、ハンズフリーフォンの機能も利用できる。回線交換ネット接続とJAVAアプリの連携で「季節配信情報サービス」という無料の情報サービスも用意。全国の著名な公園における花の開花情報(4月基準では桜など)、スキー場の積雪情報などの検索が可能で、検索したデータをそのまま目的地に設定するなどシームレスな使い方もできる。