ホーム > ビジネス > 企業動向

【クイック破産】ここに落とし穴があったのか?

2003年3月3日(月) 12時00分

なぜクイックが破綻したのか……。佐藤社長をはじめ関係者の所在がつかめない今、その理由はあくまで推測の域を出ない。しかし、いくつかの原因が考えられる。

同社のネット直販スタイルは斬新なイメージがあるが、「新車をディーラーから仕入れて販売する」というビジネスモデルは、自動車業界で古くから“業販”という形で存在した。クイックはネットを使って業販を全国規模で展開していただけに過ぎない。

業販の範囲に明確な定義はないが、商慣行として存在する以上、業界内に一定のルールがある。全国規模でネット直販する同社の成長を苦々しく思ったメーカーから圧力を受けたディーラーが車両供給を渋ったことも考えられる。

また、業販はあくまでディーラーのサイドビジネスなので、人気車が発売されたときは車両供給の優先順位が低くなりがち。一方で受注は人気車に集中し、同社のビジネスモデルでは、こうした需給ギャップを埋めきれなくなった、という見方もできる。

●それはないよ、ということがないように、メールマガジン「デイリーニュースランキング」では毎日の記事の中から編集部が選んだおすすめ記事をランキングにしてお届け。クルマライフのトレンドをキャッチアップ!---

《編集部》

注目ニュース

自動車販売ビジネスは通常、巨額の運転資金が必要だ。敷地の確保や車両を仕入れて販売するまでの在庫負担はネット受注方式をとる同社の場合、無視できるとしても、自動車は高価なため、代金回収までのリスクは大きく...

クイックの佐藤社長は、広告業界から転身した後、車検代行ビジネスを始めた。その後、ITブームの波に乗って新古車の販売をはじめ、輸入車ディーラーと相次ぎ業務提携するなどして新車の販売に手を広げ“ネットディ...

【クイック破産】一世を風靡したネット自動車販売会社が自己破産

インターネット新車販売のクイック(佐藤治社長、東京都品川区)が先月14日に自己破産したことがわかった。関係者によると、負債総額は4億5000万円。今後は、管財人のもとで資産を処分し、債権者に分配するこ...

RSS

編集部ピックアップ