【新型日産『フェアレディZ』発表】長く愛するスポーツカーだから情報端末も・・・

2002年7月30日(火) 12時00分
7インチ液晶ディスプレイとの組み合わせの画像
ふたが閉まりディスプレイを見せない状態の画像
ふたが開きディスプレイが見えるの画像

新型『フェアレディZ』のカーナビは、ザナヴィ製のDVD方式でセンターコンソールにふたをした状態で溶け込む7インチワイドモニターと組み合わされる。FM多重VICS、ボイスコマンド対応など、傑出した部分はないが現在の標準的仕様のハードとなっている。

メーカーオプション希望価格は25.5万円。「4〜5割の装着率ではないか」と予想しているという。

もちろん、マーチ以降の日産カーナビの標準となったカーウィングスに対応している。カーウィングスはドライバーの携帯電話をつなぐことで、AutoDJと呼ばれるボイスコマンド対応の情報収集チャンネルやロードサービス&病院案内のヘルプ機能、自宅パソコンからのドライブ計画編集機能、位置情報付メール機能、そしてハンズフリーの音声通話でオペレーターにドライブプランを話せばカーナビの目的地設定をオンラインでしてくれるコンパスリンクライトなどのサービスを実現する日産のカーテレマティクスサービスだ。

カーナビなどのIT機器は日進月歩で機能が進みクルマほど製品寿命が長くない。このことに関しては「残念ながらカーナビハードのアップグレードプログラムなどは予定されていません。今後の検討課題です」とカーナビ担当者氏は言いつつも、

「ハードは古くなりますが、地図ソフトは年1回のアップデートDVD-ROMをデーラーで購入していただくことが可能ですし、カーウィングスは通信サービスですので、常に最新の情報をドライバーに提供できます」というように、カーウィングスのサービスはこれからも続く長いZの歴史を飛び越えて、この新型Zが旧車となった未来でも最新の情報にアクセスすることが可能だということだ。

しかし現実の話は、次世代携帯になれば現在の接続コードは使えなくなるし、地図ソフトもいつかは更新打ち切りの日がやってくる。カーウィングスの仕様も時代に合わせて発展してゆくだろう。この問題は日産に限らずこれからのクルマすべてに横たわる問題だろう。機械的にはメンテナンスを繰り返しながらクルマが生き続けたとしても、情報的な「死」がしかるべき年数の後にやってくる。

『フェアレディZ』の輝かしい歴史、そして発表会場に集ったZファンクラブのクルマを愛し続ける姿勢が、そのようなことを考えさせられるきっかけとなった。

《三浦和也》
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