ダイムラー・クライスラー日本は19日、ジープ『チェロキー』で過去に実施したリコールが不充分だったとして再リコールを国土交通省に届け出た。92年9月から97年2月までに輸入された右ハンドル仕様、3万8447台が対象。
97年に「ステアリングギアボックスの取り付け強度が不足し、車体に大きな力が加わるなどした場合、取付部に亀裂が入ってステアリング操作ができなくなる」との理由で、溶接などのリコール対策を実施したが、その後も同様のトラブルが相次いだため、亀裂の有無にかかわらず、車体に補強板を溶接する。
国土交通省は迅速な対応を求める改善指示を出した。