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高齢化社会へと進む日本---だからこそこんな研修も必要になってきます

2002年4月5日(金) 12時00分

高齢者がクルマを運転することによって起きる事故はここ数年、確実に増加傾向を示しているが、宮城県警は今月13日、宮城県運転免許センター(仙台市)で高齢者ドライバーを対象とした初めての実技研修を行うことを明らかにした。

この研修は、6日から15日まで行われる「春の交通安全運動」に関連して行われるもの。高齢者に対し、歩行者側として道路の安全な歩き方を指導するという研修はこれまでにもあったが、ドライバー側としての指導を県レベルで行うのは宮城県では今回が初の試みとなる。

参加する高齢者は65歳以上で、日常的にクルマを運転する80人。すでに公募によってメンバーは決められており、当日の飛び入り参加は受け付けていない。研修ではスラローム走行や、急ブレーキなど反射神経を要する実技を集中的に行い、それを指導員がチェックする。高齢者は運転歴が長いため、自分の運転テクニックに執着しがちだが、今回の研修では経年による反射神経の衰えを自覚させることが狙いだという。

宮城県でもここ数年、高齢者が第一当事者(事故原因)となる事故は急増しており、ここ10年で3倍に増加。昨年1年間に65歳以上の高齢者が起こした事故は964件で、うち26件が死亡事故となっている。「相手は止まってくれるだろう」という自己中心的な考えが原因で事故に至るパターンや、体力や判断力の衰えを自覚せずに「昔からやっている」という考えで無茶な運転をするパターンが目立つ。

また、自分の運転技術に過信している若者と、運転キャリアにこだわって自分の技術を過大評価する高齢者が共に当事者となった場合、非常に重大な事故に発生することも指摘している。

《石田真一》

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