住友電工と住友電装は、北米のワイヤーハーネス工場を閉鎖し、メキシコに生産を移管すると発表した。
ワイヤーハーネスは細かい電線を1本ずつ組み上げるなど、生産に人手がかかる「労働集約型製品」であり、両社は人件費の安い国に生産をシフトすることにより、コスト競争力を高めることが狙いだ。両社はすでに、ルーマニアにもワイヤーハーネスの合弁工場を設立することを決めている。
ワイヤーハーネス大手の矢崎総業ではすでに、現地法人社長が拉致されているコロンビアでワイヤーハーネスを本格生産している。この業界では「すでに南米は古い。これからはアフリカだ」という声も聞かれる。