日本自動車工業会が27日発表した10月の4輪車生産実績は、前年同月比で0.8%減の85万7508台となり、2カ月連続で減少した。年間では1000万台への到達がかなり厳しくなった。
10月は普通乗用車が前年同月にくらべ13.5%の増加となったが小型乗用車はホンダ『フィット』などの好調にも関わらず14%の減少となった。軽は相変わらずの高水準で7.6%の増加となった。商用車は小型トラックが大きく落ち込み17.9%の減少となった。国内の景気が悪化していることややアジア向け輸出も振るわなかったためで、10月としては過去最低となった。
1-10月の累計は前年同期にくらべ2.9%減の822万6251台で1999年以来、2年ぶりに1000万台を割り込む可能性が高くなってきた。