【新型ポルシェ『911タルガ』に乗った】電動補助開閉ハッチバック

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【新型ポルシェ『911タルガ』に乗った】電動補助開閉ハッチバック
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『911タルガ』のルーフ開閉機能に関しては基本的に先代と変わっていない。開けるときは運転中でも停止中でも、センターコンソールのスイッチひとつで2個の電気モーターが作動、ガラス製ルーフの前半分が分離下降し、後ろに向かってスライドし始める。そのままスイッチを押しつづければ、合わせガラスで出来たトップは後方へ約50cmスライディングし、最後にはリアウィンドウの内側にすっぽりとおさまる。その状態では0.45平方メートルの空を見ることができる。『カレラ2』のサンルーフ(オプション)の倍の広さだ。

この一連のプロセスはとってもスムーズで、しかもたったの8秒しかかからない。『911カブリオレ』のファブリック製ルーフを閉じるのに比べると、半分の時間ですむ。さらに新型タルガのルーフはリモコンでも操作可能。3秒以上ボタンを押し続けると、ドアのロックが解除されるとともにルーフとサイドウィンドウが開く。まぶしい太陽光線を遮ってくれるのは、ガラスのルーフ部分をすっぽり隠すローラー式ブラインド。もちろんプライバシーも守ってくれる。

そしてなんといっても注目はハッチバックのようなリアウィンドウ。運転席の脇のボタンもしくはリモコンを操作すればワイパーごとオープンする。リアシートをラゲッジスペースとして利用するならこのモデルはお勧め。リアウィンドウを開けると、シートベルトユニットに付いた照明がリアスペースを明るくし、荷物を手探りで探さなくても済む。閉める時もやさしくタッチするだけで充分、あとは電気モーターがウィンドウをきっちり閉めてくれる。

>つづく

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