財政難にあったプロスト・グランプリが倒産した。フランス、ベルサイユにある商業裁判所が確定したもので、今後6カ月チームは裁判所の管理下に置かれることになった。
3000万ドル(約36億円)もの負債を抱えたアラン・プロストだが、2002年への参戦をあきらめたわけではなく、現在休み返上でチーム復興のために駆けずり回り、スポンサーの確保に尽力しているという。
一方いち早くプロスト・チームの救済に乗り出したと報道されたのはルノー(旧ベネトン)のボス、フラビオ・ブリアトーレ。F1復帰のためにブリアトーレを召集したルノーは、復帰秒読み段階に入っているため、もはやブリアトーレ抜きでフランス人のみをトップに据えたいというのが本心のよう。しかしブリアトーレは97年にプロスト・チームの前身リジェをプロストに売り渡した張本人とあって、交渉はすんなりとはいかないようだ。