日産自動車が26日に発表した10月の生産・販売・輸出実績は全世界生産が前年の同じ月に比べ3.8%増の23万8994台となり9カ月ぶりに増加した。新型車の投入により国内生産が13.6%増と2ケタの増加となったことによるもの。海外生産は欧州などで減少した。
10月の国内生産は11万5693台となり、2カ月ぶりに前年同月を上回った。『エクストレイル』や新型『ステージア』の国内販売が好調だったのに加え、中近東向け『エクストレイル』など輸出が11%増加した。海外生産はメキシコが増加したが米国や欧州はマイナスとなった。
主要地域の販売はローン金利の引き下げにより北米が13%増えたが欧州は16.6%のマイナス、国内も6.1%減少した。