スズキ、海外での販売が順調で営業利益が2ケタ増加

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スズキ、海外での販売が順調で営業利益が2ケタ増加
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スズキは20日、今年度中間決算を発表した。国内売上高は軽自動車の販売減により微減となったが売上の約半分を占める海外は新型車の投入などにより2ケタのプラスとなった。今中間期は為替影響が円安によりプラスに働いたことから営業利益も2ケタの大幅増となった。通期予想では前年並みの増収増益を見込んでいる。

今中間期の売上高は前期に比べ6.4%増の8710億円、営業利益は同18.5%増の312億円、経常利益は同1.4%増の271億円、最終利益は同2.3%増の111億円だった。利益面では販売費など経費が168億円増加するなどマイナス要因があったものの、原価低減努力の146億円、円安による為替影響148億円の合計294億円が増益要因となり営業利益が18.5%の大幅増となった。

軽自動車の国内市場は、高水準とはいえ前年にくらべると若干のマイナスで推移している。このためスズキも今中間期は軽の販売27万9000台と前期に比べ2.8%の減少となった。一方、海外は小型車『リアーナ』(日本名『エリオ』)の投入や、7人乗りの『グランドエスクード』の投入などにより、欧州、北米とも収益が拡大した。

《編集部》

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