ホンダが30日に発表した2002年3月期中間決算(連結)は、売上高、営業利益、当期純利益とも3年ぶりに過去最高となった。国内での販売が増加したことに加え、前年の同じ時期と比べて為替レートが大幅な円安で推移したため、約700億円の為替差益が発生したことがその要因。
上半期の売上高は前年同期にくらべ15%増の3兆5000億円となった。また営業利益は同57%増の3152億円、当期利益は43%増の1737億円。営業利益率は9%と前年度上期の6.6%からさらに3.3ポイント改善した。
主力の4輪車事業で国内は新型車のヒットにより16%増の42万台を販売したほか北米でも微増ながらプラスを確保した。懸案の欧州事業は12.5%減となったが、通期では前期比4.7%増とプラスを見込んでいる。