東京モーターショーで記者会見した2輪各社の首脳から、高速道路2人乗り規制を撤廃したいという発言が相次いだ。
独BMWのモーターサイクル部門担当役員、マルコ・マルツァン氏は「規制は重要顧客である熟年層をみすみす逃す原因になっている」と指摘し、「来日中に国産メーカーの首脳と規制撤廃について意見交換する」と述べた。ヤマハ発動機の長谷川至社長は「高速道路での最高速度緩和(80km/hから100km/hへ)は事故もなく、規制緩和の成功例だ。2人乗り規制の撤廃も働きかけていきたい」と述べた。
スズキや川崎重工業の役員らも「2人乗り禁止規制は時代遅れ」、「警察庁の真意がわからない」と口をそろえた。