「What a Concept!」——なんとすごいコンセプトなんだ! が、今回のクライスラーのキャッチフレーズ。クライスラーといえば、ここ1年ほど、世界のモーターショーで革新的コンセプトカーを次々に披露し、話題を集めていた。
ところが東京モーターショーのブースには、それらの姿はなく、『PTクルーザー』のカブリオレが目につく程度……、と思いきや、24日のカンファレンスのラストで突如出現したのは、度肝を抜くスタイリングのジープ『ウィリス2』。
いうまでもなく第2次大戦時に活躍した軍用車、ウィリス・ジープの現代版だ。バリバリ直線基調のスタイリングは一見、硬派にも思えるが、人が乗るといきなり遊び感覚満点の雰囲気になるというマジカルなモデルだ。クライスラーはこれからも、デザイナーの自由な発想をスポイルしない方針だという。