24日、東京モーターショー会場で行われたフォルクスワーゲン(VW)のカンファレンスで、ドイツ本社のボードメンバー、ビュッフェル・ボッファー氏は「今年の日本市場における販売台数は、7万台を超えるだろう」と、現在のVWの躍進ぶりについて語った。
VWジャパンは今年投入したベーシックカー、『ルポ』がヒットしたこともあり、販売は1−9月累計で5万3000台と、前年比7パーセント前後の増加で推移している。これは、日本メーカーの海外生産車を除けば、日本における輸入車販売の新記録だ。
VWジャパンは日本における販売台数の当面の目標を、年販10万台に置いている。ニューパサートの投入や、1−9月累計で約5700台と低迷しているアウディの拡販で、さらに販売の上積みを狙うという。また、大都市圏を中心に、傘下のセアト(スペイン)、シュコダ(チェコ)などの、VW車と共通設計のモデルを、VWより低価格で販売する構想もあるという。