新型『ステージア』の全高は1510mm、大型タイヤなどでボディが40mm上がっている「AR-X」では1550mmとなっている。これは「立体駐車場に入る」と言われ、最近の国産乗用車のスペックでよく見る数字だ。
ステージアではルーフレールはルーフとの間に隙間がなく、ボディのデザイン的な流れを妨げない程度に盛り上がっているだけだ。機能的にはどちらも変わらないのだが、このルーフレールが先代のようにルーフとの隙間があるものでは1550mmを越えてしまう。
新型ステージアでプロジェクトデザインマネージャーを務めた第2プロダクトデザイン部の石水卓技術主任は、ステージアに限らず開発段階において全高1550mmを商品要件にしたいという声は多いという。「実際には最低要件ではなく、必要要件でしょう。弊社でも1550という言葉が飛び交ってますよ」と語っていた。