「ハイブリッド・ミニの2001年モデル」という意味の『HM-01』は、文字通り軽自動車クラスのハイブリッドのコンセプトカーであると同時に、次期『プレオ』のデザインスタディとしての重要な役割を担っている。
スバルが次期プレオで模索しているデザインの2つの方向性「プレーン」と「オシャレ」のうちの、「オシャレ」のスタディである。HM-01は全長と全幅で少しずつ、軽の枠をはみ出してはいるが、デザインを担当したスバル商品企画本部デザイン部の石井守副参事は「評判がよかったらすぐ出します」と語っていた。
全体に丸くキュートでありながら、ヘッドライト上縁やピラーの付け根のシャープなエッジなど、「キュートでキレ味のいいデザイン」を目指したという。丸いルーフの後端に位置するリアコンビランプは「習字の一」の留めのように全体を引き締める役目をしている。ボディカラーもハイブリッドのエコと、街をキビキビと走り回るキュッとキレのあるライムをイメージしたグリーンなのだという。