『アテンザ』は、『カペラ』に代わってマツダの2リットルクラスを担うことになるセダン。ニューモデル発表を1年休んだだけあって、シャシーからエンジンまですべて一新され、充分熟成されて登場する。
金井誠太・統括主査いわく、「ダイナミクス面ではBMW『3シリーズ』、ユーティリティー面ではVW『パサート』をベンチマークとして開発が進められた」とのこと。欧州では、メルセデスベンツ『Cクラス』、BMW『3シリーズ』など、強力なライバルひしめくCセグメントへのマツダの刺客、という位置付けであり、それだけに仕上がりにも自信を持っているようだ。
エンジンは、2.3リットルの新開発「I4」シリーズを搭載する。可変バルタイや後方排気など、最新技術をもれなく盛り込んだ自信作だ。またサスペンションは、前:ダブルウィッシュボーン、後:E型マルチリンクとされた。これらにより、ベンチマークとされたドイツ勢を上回る動力性能を実現したとされる。
発売は、「今のところ来年初夏の予定」(金井氏)とのことだ。