いすゞ自動車は17日、2001年版の環境報告書を公表した。このなかでクリーンエネルギー車の普及に向けた取り組みでは、小型トラック『エルフ』のCNG(圧縮天然ガス)車の販売を拡大し2000年は前年実績の約2倍の740台あまりを販売した。
CNG小型トラックは、ディーゼル車による大気汚染が深刻化する都市内の輸送用を中心に需要が拡大している。東京都がディーゼル車規制を打ち出したこともあり、2000年度は全体需要が1000台に拡大した。
いすゞは需要増を見込み、エルフのCNG車を量産ラインで生産しており、低コスト化を進め販売を伸ばしている。この結果、2000年度は743台を販売しCNG小型トラック全体の7割を占めた。