モデルチェンジによって上級イメージを強くした新型『パサート』のライバルについて、フォルクスワーゲン(VW)・ジャパン、マーケティング部のマーチン・ビスウルム部長は、日本市場では国産車からの乗り換えユーザーが60〜70%を占めるだろうとしながらも、「ライバルはボルボ『40シリーズ』、BMW『3シリーズ』、メルセデスベンツ『Cクラス』、オペル『ベクトラ』などだ」と語る。
しかしパサートやVWという会社自体が、メルセデスベンツやBMWのような「スノッブなイメージ」を持たないため、そちらのユーザー層からの乗り換えは少ないと見ている。同じドイツ車であるメルセデスベンツやBMWよりも、パサートと同じように「スノッブではない」ボルボが、いちばんのライバルということだ。