【新聞ウォッチ】日産・ルノー統合報道と自画自賛の『シーマ』全面広告の裏のウラ | レスポンス(Response.jp)

【新聞ウォッチ】日産・ルノー統合報道と自画自賛の『シーマ』全面広告の裏のウラ

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年10月16日付

●日産・ルノー、統合視野に新会社設立へ、事業戦略を一本化(朝日・1面)

●LED特許訴訟で豊田合成が賠償追加請求(朝日・8面)

●トラック・バスの博物館「日野オートプラザ」輝く歴史を一目で家族で楽しめるスポット紹介(毎日・28面)

●公正取引委員会、中古車メーター巻き返し販売に排除命令(毎日・30面)

●愛知万博、基本計画骨子発表「自然保護に配慮」(読売・2面)

●炭疽菌、国内企業も厳戒、郵便物仕分けに手袋、返送も(読売・11面)

●車ローン“ゼロ金利”米自動車業界、もろ刃の剣(東京・8面)

●国土交通省試算、高速道交通量伸びゼロなら整備計画6割に縮小(日経・5面)

●「ポルシェ911」最高出力320馬力にアップ(日経・31面)

●東京エムケイ・都内と成田結ぶ乗合タクシー運行(日経・31面)

ひとくちコメント

日産自動車が筆頭株主の仏ルノーと共同出資で、事業戦略などの決定を担う新会社を近く設立する方針を明らかにした(ただし公式発表はまだない)。きょうの朝日が1面準トップで取り上げている。

日経も経営統合をにらむ観測記事とともに、「日産がルノーに対して15%程度を出資、ルノーも日産の出資比率を現在の36.8%から44.4%に引き上げる」と資本提携の強化を裏付けながら1面で報じている。産経は解説風の記事を掲載。

この中で、ルノーのシュバイツアー会長が「あくまで二つの別個の会社として経営していく」という前提は崩さないものの「テロによる世界的な景気の冷え込みの中で、グループの英知を結集したほうが得策」と読んでいる。テロ不況などに「結束力を強化」して立ち向かおうという意気込みは感じられるが、では、これまでの提携関係は一体何のためだったのかと言いたい。

偶然にもきょうの各紙は「シーマへの高い評価、ありがとう」と、この夏、試乗会に招待された22人のユーザーの声を集めた日産の全面広告を載せている。テストコースでの『シーマ』の傾いた写真に「フォース(力)は、実証された」と自画自賛の広告コピーもインパクトがあるが、願わくはその横にシーマの受注台数を載せてくれると本当の実力が分かるのだが……。
《福田俊之》

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