【新聞ウォッチ】ヤナセ、梁瀬会長の“老いの一徹”で娘婿再び解任 | レスポンス(Response.jp)

【新聞ウォッチ】ヤナセ、梁瀬会長の“老いの一徹”で娘婿再び解任

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年10月3日付

●新トヨタカード、100万人突破、3年後は500万人獲得目指す(産経・8面)

●豊田合成、日亜化学に勝訴(産経・8面)

●自動車保険の新規参入企業の業績好調、ネットや通販で大手のシェアを圧迫(産経・9面)

●ヤナセ社長に生え抜きの井上専務昇格(朝日・13面)

●いすゞ、燃費削減の新システム「みまもりくん」開発(毎日・8面)

●米国での自動車魅力度ランク、トヨタ、7部門で首位(毎日・9面)

●マーク・フィールズ・マツダ社長表明「米市場の動向心配」(日経・11面)

ひとくちコメント

輸入車ディーラー最大手、ヤナセの稲山孝英社長が再び解任された。きょうの各紙は、生え抜きの井上隆裕専務が社長に昇格、稲山孝英社長が代表権のある副会長に退くと報じているが、交代の理由は「今9月期決算で3期連続の単独最終赤字を計上し、その責任をとって辞任する」(日経)と伝えている。

冒頭で「再び解任」と書いたのは過去にも社長を“降格”されたことがあったからだ。稲山氏の父親は財界のドン・稲山嘉寛・元経団連会長。その毛並みの良さから梁瀬家の娘婿として迎え入れられたが、戦後一代で外車王国を築き上げた梁瀬次郎会長とはソリが合わず、すでに手放しているベンツなどの輸入権交渉をめぐっては親子間の意見の対立が絶えなかった。

社内でも、梁瀬会長を支持する古参の幹部と稲山氏を支持する若手社員の間で騒動が勃発するなどギクシャクしていた。今回の解任劇も稲山社長の経営手腕に疑問を持つ守旧派が引責辞任を迫ったものとみられるが、たとえ有能な娘婿でも85歳の偉大なるオーナーに刃向かうことはできなかったようだ。
《福田俊之》

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