足代わりのクルマでも「どうせならいいクルマ」と、窃盗犯が妙な言い訳

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足代わりのクルマでも「どうせならいいクルマ」と、窃盗犯が妙な言い訳
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奈良県警奈良署は27日、国産の高級乗用車ばかり75台(1億4300万円相当)を盗んだとして、大阪市在住の元中古車販売業の男を窃盗容疑で逮捕、起訴したことを明らかにした。

警察の調べによると、この男は昨年7月下旬から今年にかけて、奈良県や兵庫県などの関西地方と、石川県や富山県などの北陸地方で乗用車を盗んだ疑いがもたれている。盗難の手口はドアを針金で開き、車内の電気配線を直結して盗み出すというものだった。元中古車販売業だけに、何をどうやったら効率よくクルマのエンジンを始動できるかを熟知していたようだ。

しかし、最近多発している事件と違うのは、この男が転売目的でクルマを盗んでいたのではなく、完全な足代わりとしていた点にある。盗んだクルマはガソリンが尽きるまで使い、ガソリンが無くなるとその場に乗り捨てるなどしていたという。高級車ばかりをターゲットにしていたのは「どうせ乗るならいいクルマに乗りたかったから」だとしている。

《石田真一》

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