TRD(トヨタ・レーシング・ディベロップメント)ブランドでチューニング部品販売などモータースポーツ活動を行なうトヨタテクノクラフトは、来年から『ヴィッツ』を使用した新しいスタイルのワンメイクラリー『TRDヴィッツ“チャレンジ”シリーズ』を開催する。そのプレシーズンマッチが10月から2戦の予定で始まる。
競技はミニサーキットおよび、ダートトライアルコースで行うスペシャルステージ(SS)をトランスポート区間で結ぶという「WRCスタイル」が採用されている。「ヴィッツでラリー」というと特異な印象も受けるが、必要とするライセンスがJAFの国内B級で良いなど、これまでのレースと比較して参戦条件のレベルが下げられているのが特長だ。
レースに使用できる車両は、ヴィッツの1.0リットル/3ドアに限られており、改造範囲規定もJAFラリー規定に沿ったものではなく、かなり緩和されたものなので、安価にできるという。
本格的な開催は来年からで、今年は10月14日の長野と、11月11日に栃木で開催されるプレシリーズのみ。長野での開催前には現地で参戦要綱などの説明会も開催される予定となっている。